函館市企業局交通部30形


(写真:函館駅前〜松風町/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:1910(明治43)年 /復元年:1993(平成5)年

●元々は成宗電気軌道の車両

 原型となった車両は千葉県成田市で路面電車を運行していた成宗電気軌道が、1910(明治43)年に導入したもの。

 1918(大正7)年に函館水電が5両を購入し、うち4両は2度の大火で焼失するも、39号のみは生き残り旅客車として使用され続けた後、1937(昭和12)年にササラ電車(除雪車)排形に改造された。

 長らく裏方として活躍を続けていたが、1992(平成4)年に函館市市制施行70周年記念事業で復元されることになり、「箱館ハイカラ號」として翌年に再登場。車体は半鋼製車体が新製される一方で、内装は忠実に復元された。

●車内の様子


(撮影:リン)

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