箱根登山鉄道2000系
第1編成は2018(平成30)年2月から登場時の塗装に戻されている。小田急ロマンスカー10000形HiSEに準じた塗装。
(写真:宮ノ下駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1989(平成元)年運用区間:鉄道線(箱根湯本〜強羅)
元運用区間:鉄道線(小田原〜箱根湯本) ※回送では入生田〜箱根湯本間は現在も入線
●箱根登山鉄道の看板車両「サンモリッツ号」
箱根登山鉄道初の冷房車で、屋根上は抵抗器のスペースとなっている為、冷房装置は床置き式。箱根登山鉄道と姉妹関係を結ぶ、スイスのレーティシェ鉄道の沿線にある都市に因み、「サンモリッツ号」の愛称を持つ。現在は先頭車6両と中間車3両の9両が在籍し、2両編成2本、3両編成1本の他、中間車2両は1000形の中間に連結されている。なおこの形式のみ「形」ではなく、「系」の表記となっている。
●カラーバリエーション
2014(平成26)年に3000形「アレグラ」に合わせた塗装に変更された第2編成。第1編成も一時期、この塗装に変更されていた。
(写真:箱根湯本〜塔ノ沢/撮影:裏辺金好)
第2編成の旧塗装で、レーティッシュ鉄道に合わせたデザイン。
(写真:宮ノ下駅/撮影:裏辺金好)
スイス氷河急行塗色編成となった第3編成。この塗装は、箱根登山鉄道とスイス・レーティッシュ鉄道との姉妹提携30周年を記念し、レーティッシュ鉄道の「氷河急行」(GLACIER EXPRESS/2006年登場)に使用されているプレミアム編成「オール・パノラミック・ワーゲン」の塗装をイメージしたもの。
(写真:箱根湯本〜塔ノ沢/撮影:裏辺金好)
第3編成の旧塗装。こちらもレーティッシュ鉄道の塗装に合わせたもの。
(写真:箱根湯本〜塔ノ沢/撮影:裏辺金好)
●車内の様子
客用扉間はボックスシート、客用扉両脇がロングシート、運転席後ろはクロスシートという構成。
(撮影:裏辺金好)
第1編成と第2編成は、2010(平成22)年にロングシート化されている。
(撮影:裏辺金好)