阪堺電気軌道1001形
堺市の支援策で3編成が投入されている。こちらは第1編成「茶ちゃ」。
(写真:大和川車両区/撮影:鐵)
●基本データ
デビュー年:2013(平成25)年運行区間:阪堺線、上町線
●阪堺線活性化の切り札
大阪府堺市の支援策によって阪堺電気軌道に投入された3連接車体の超低床車両で、愛称は「堺トラム」。塗装は、阪堺線の緑と千利休の「わび」をイメージした白茶をベースに、アクセントとしてシャンパンメタリックを配色し、車体前後部に「堺刃物」をイメージした黒のラインをレイアウト(堺市ホームページより)。また、車内は和風をイメージして木目柄・和紙柄の化粧板を使用し、座席のシートは「堺更紗」をモチーフにしている。
アクセントカラーは編成によって異なり、第1編成(愛称「茶ちゃ」)は緑。百舌鳥古墳群や阪堺電車の色をイメージしている。また、第2編成(愛称「紫おん」)は紫。堺市出身の歌人である与謝野晶子が好んだ色であり、さらに堺市の花「ハナショウブ」もイメージしている。
営業運転開始は、2013(平成25)年8月25日から。まずは浜寺駅前〜我孫子道間で運転を開始し、2014(平成26)年3月1日からは浜寺駅前〜天王寺駅前に運転区間が延長されている。なお、阪堺線の住吉〜恵美須町間と、上町線の住吉〜住吉公園間は原則として入線しない。
●カラーバリエーション
アクセントカラーを紫にした、第2編成の「紫おん」。
(写真:阪堺線 我孫子道停留場/撮影:裏辺金好)
アクセントカラーを青にした、第3編成の「青らん」(せいらん)。
(写真:上町線 阿倍野〜松虫/撮影:リン)
●車内の様子
車内の様子
(撮影:裏辺金好)
運転台の様子
(撮影:裏辺金好)