阪急電鉄1000系/1300系
登場記念のヘッドマークを掲出した1000系
(写真:十三駅/撮影:国鉄車両好)
●基本データ
デビュー年:2013(平成25)年主な運行区間:(1000系)神戸線、宝塚線、(1300系)京都線
●かつての車両形式を復刻し、新たな伝統を刻む
1000系は2013(平成25)年に登場した宝塚線、神戸線系統の車両。同様のコンセプトで、2014(平成26)年には京都線用に、車体幅を大きくし、主電動機等を変更した1300系が登場した。更なる「静かさ」と「省エネルギー性能」を実現するため、密閉性を高めた主電動機を採用し、9000系と9300系と比較して、車両内の騒音をと比べ約40%カットを実現したのが特徴。また、消費エネルギーも20%削減している。また、正面部の強度向上が図られている。
外観、車内ともに阪急の伝統的な配色となっているが、腰掛には大型の袖仕切りと縦手すりを設置したほか、扉上に32インチハーフサイズLCDによる案内表示器を採用。このタイプのLCDは、他社の通勤電車と比較しても珍しい構造となっている。また、室内灯、前灯、尾灯、標識灯といった照明装置は全てLEDを採用している。
形式名としては2代目。初代1000形は、1954(昭和29)年に新製された、阪急初の高性能車両である。
●カラーバリエーション
2018年3月から1001Fを用いて1年間運転される、宝塚線ラッピング車「宝夢」(ゆめ/2代目)。漫画『ベルサイユのばら』の原作者、池田理代子氏によるデザイン。
(写真:十三駅/撮影:裏辺金好)
2018年3月から1002Fを用いて1年間運転される、神戸線ラッピング車「爽風」(かぜ/2代目)。イラストレーター、中村祐介氏によるデザイン。
(写真:十三駅/撮影:裏辺金好)