阪急電鉄3000系
前面に種別、行先方向幕が取り付けられライト関係も改造された現在の姿。
(写真:伊丹線 塚口駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1964(昭和39)年主な運行区間:神戸本線、宝塚本線、今津北線、伊丹線
●昇圧化に伴い登場
1967(昭和42)年に山陽電鉄の直通運転を開始することに伴い、神戸本線は従来の600Vから1500Vへの昇圧化を控えていた。そのため、この昇圧に対応する車両として投入されたのが本系列である。おしどり方式(2両の電動車を、600V時には並列に接続し、1500V時には一方を低圧車、もう一方を高圧車として電気的に直列に接続し制御する方式)の制御装置を採用し、昇圧以降は冷房装置の設備工事、表示幕装置の設備化が進められた。
8両編成は神戸本線と宝塚本線で、6両編成は今津北線で、4両編成は伊丹線で活躍中していたが、現在は伊丹線で2本が活躍するのみ。
●バリエーション
前面種別・行先方向幕が無い登場時からの姿。
(写真:西宮北口駅/撮影:うめ吉)
●車内の様子
(撮影:裏辺金好)