阪神9000系
近鉄奈良線との直通運転に備え、1000系にあわせたリニューアルが行われている。
(写真:阪神本線 尼崎駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1996(平成8)年運行区間:阪神本線、阪神なんば線、神戸高速鉄道、山陽電鉄本線、近鉄奈良線
●震災後の早期復旧に寄与した車両
1995(平成7)年に起きた阪神・淡路大震災で被災した車両の代替用として新製された車両。早期復旧のため兵庫の川崎重工業で製造されたが、製造ラインの都合上で軽量ステンレスの車体となった。これは阪神としては5201形試作車以来、19年ぶりということになり近鉄直通用の1000系が登場するまでは異彩を放つ存在だった。さらに阪神なんば線開業と近鉄奈良線への乗り入れの際に、1000系と連結し10両編成での運転に対応するため、連結器の交換・貫通幌の取り付けなどが行われ、外観塗装も1000系にあわせて一新された。
現在は本線の急行、阪神なんば線などの列車で運転しており、直通特急などで山陽電鉄にも乗り入れる。
●登場時の姿
(写真:阪神本線 尼崎駅/撮影:与太郎)