平成筑豊鉄道キハ２０００形
ひたちなか海浜鉄道時代と同じく、国鉄準急色の淡黄色地に赤帯。
（写真：金田駅／撮影：鐡）
●基本データ
デビュー年：１９６６（昭和４１）年ひたちなか海浜鉄道デビュー年：１９７０（昭和４５）年
平成筑豊鉄道デビュー年：２０１６（平成２８）年
元運行区間：留萌鉄道線、ひたちなか海浜鉄道湊線
●北海道から茨城を経て、ついに九州へ
留萌鉄道で活躍していた車両で、同鉄道では僅か４年程度したのち、同鉄道の廃線に伴い１９７０（昭和４５）年に茨城県の茨城交通（現・ひたちなか海浜鉄道）へ２両が譲渡。留萌鉄道時代の１０倍である、約４０年活躍した。車両は、国鉄キハ２２形に準じたものであるが、正面ヘッドライト脇のタイフォンが特徴。キハ２００４、キハ２００５の２両が活躍を続け、前者が国鉄準急色、後者が国鉄急行色（後に島原鉄道色である三本ヒゲが追加）となって好評を博していたが、２０１５（平成２７）年に引退した。
これを受けて、平成筑豊鉄道のOBを中心に、沿線地域の活性化の起爆剤として同鉄道での動態保存を企画。塗装、形状が、かつて九州で活躍したキハ５５形・キハ２６形による準急「ひかり」とイメージが共通し、DMH１７Cと呼ばれる国鉄型エンジンのかかる状態であることからキハ２００４に白羽の矢を立て、クラウドファンディング方式で輸送費用を調達。
２０１６（平成２８）年に平成筑豊鉄道金田駅構内へ搬入され、１２月３、４日には支援者に向けた公開が行われた。当面は運転体験に使用される見込み。
●ギャラリー
こちらは「ながさき号」のヘッドマークを付けた姿。
（写真：金田駅／撮影：鐡）
