広島高速交通6000系
(写真:アストラムライン 大町〜毘沙門台/撮影:リン)
●基本データ
デビュー年:1994(平成6)年●路面電車と並ぶ広島の主要交通機関
広島高速交通(アストラムライン)の主力車両(案内軌条式電車)で、開業時に6両編成×22本、1998(平成10)年に6両編成×1本が導入。制御方式は電機子チョッパ制御方式を採用している。製造メーカーは新潟鐵工所、川崎重工業、三菱重工業で、デザインはGKデザイン総研広島が担当している。外観は広島高速交通のシンボルカラーであるクロムイエロー(山吹色)を基調とし、4×4のドット柄を配した斬新なデザイン。車内はオールロングシート。1995(平成7)年にグッドデザイン金賞を受賞した。
なお、1998(平成10)年に1編成が増備されたが、こちらは制御方式をVVVFインバータ方式としたため、1000系と区分。先頭車の長さが60mm延長され、8,210 mmに変更されているのも相違点である。
2020(令和2)年からは7000系の導入により置き換えが進められており、まず1000系が引退している。
●車内の様子
車内はロングシート。
(撮影:裏辺金好)
●カラーバリエーション
2015(平成27)年に登場した「動物園ラッピングトラム」。安佐動物公園の壁画プロジェクトを手がけた広島市立大学芸術学部の学生作品の中から選ばれ、動物のイラストとともに「ASA」「ZOO」の文字が描かれている。
(写真:アストラムライン 大町〜毘沙門台/撮影:リン)
サンフレッチェ・トラム(2020年バージョン)。サンフレッチェ広島選手による、マナーの呼びかけアナウンス放送も実施されている。
(写真:アストラムライン 大町〜毘沙門台/撮影:リン)