肥薩おれんじ鉄道HSOR−100形「おれんじ食堂」
海原を連想させるシックなブルーにゴールドのライン、ロゴが配される。
(写真:肥薩おれんじ鉄道線 川内駅/撮影:味野源次)
●基本データ
デビュー年:2013(平成25)年運行区間:肥薩おれんじ鉄道線、JR鹿児島本線
●レストラン列車の先駆けとなった観光列車
おれんじ食堂は、2013(平成25)年3月14日から肥薩おれんじ鉄道が新八代〜川内間で毎週金曜、土日祝日および多客期に運転する観光列車。水戸岡鋭冶氏がデザインを手がけ、変わりゆく美しい九州西海岸を眺めながら、ゆったり、のんびり、「スローライフな旅」がコンセプトとなっている。車両はHSOR114とHSOR116を改造。1号車は「ダイニング・カー」で、23席が設けられ、サービスカウンター、テーブル席のほか、海側にはカウンター席を設置。2号車は「リビングカー」で、20席が設けられ、トイレ、テーブル席やパーテーションで区切られたソファー席を設置している。また、いずれの車両にも先頭部に子ども用の展望席が設けられている。
食事は車内のキッチンから温かい米飯やスープが用意されるほか、沿線の提携レストランからデリバリーされる。また、沿線から季節のフルーツや特産品も用意されている。本列車を中心とした成功により、食堂車が見直され、全国各地の観光列車に「レストラン列車」が誕生するようになった。
●ロゴマーク
(写真:肥薩おれんじ鉄道線 川内駅/撮影:味野源次)
(写真:肥薩おれんじ鉄道線 出水駅/撮影:味野源次)
●1号車「ダイニング・カー」
1号車はHSOR114A
(写真:肥薩おれんじ鉄道 薩摩高城駅/撮影:味野源次)
ホテルのカフェダイニングをイメージした空間構成で、サービスカウンター兼キッチンが設けられている。一部の椅子は固定されておらず、移動させることが可能。
(撮影:味野源次)
先頭部に用意されている子ども用展望席。
(撮影:味野源次)
●2号車「リビングカー」
1号車はHSOR116A
(写真:肥薩おれんじ鉄道 出水駅/撮影:味野源次)
ホテルのリビングスペースをイメージした空間構成。
(撮影:味野源次)
洋式トイレとその脇に設置された民芸品などが飾られたショーケース。
(撮影:味野源次)
●食事の一例
(撮影:味野源次)
(撮影:味野源次)
(撮影:味野源次)