北陸鉄道3750形


(写真:石川線 鶴来駅/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:1950(昭和25)年
元運行区間:石川線、加南線

●北陸鉄道生え抜きのオリジナル車両

 北陸鉄道が今は無き加南線向けに2両を投入した車両で、当初は5000形を名乗り、車内は北陸鉄道初のクロスシートを装備していた。そして1965(昭和40)年に石川線(当時は石川総線)へ転属し、機器を更新したことにより形式を3750形へ変更。さらに1983(昭和58)年に3752号が、1984(昭和59)年に3751号が車体を大幅に更新している。

 1990(平成2)年の7000系投入により予備車となり、2006(平成18)年に3751号がNPO法人へ譲渡。加賀市内の「大聖寺流し舟」八間道乗り場にて静態保存されている。

 3752号は長らく引き取り手が現れなかったが、2011(平成23)年から千葉県いすみ市の「ポッポの丘」で保存されている。


●ポッポの丘での姿


(撮影:裏辺金好)

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