一畑電鉄90系・デハ60形
デハ60形は、晩年は川跡駅で留置されている例が大半だった。
(写真:川跡駅/撮影:与太郎様 禁転載)
●基本データ・運用区間(90系)
デビュー年:1962(昭和37)年(デハ91) /一畑電車デビュー年:1985(昭和60)年元運行区間:北松江線、大社線
●基本データ・運用区間(デハ60形)
デビュー年:1961(昭和36)年 /一畑電車デビュー年:1986(昭和61)年元運行区間:北松江線、大社線
●ひっそり消えた西武鉄道の残党
デハ60形も90系も、どちらも湘南電車タイプの正面非貫通2枚窓を持つ車両。先に一畑電鉄に登場した90系は、西武鉄道551系クモハ560をデハ91、西武鉄道601系クハ1661をクハ191として、2両編成1本としたもの。1996(平成8)年に廃車された。
デハ60形も、西武鉄道551系クモハ551形として誕生した車両で、一畑電鉄に2両が譲渡。
こちらは両運転台化するため、西武所沢工場にて、クモハ554にクモハ553の運転台を取り付けてモハ61に、クモハ552にクモハ551の運転台を取り付けてモハ62とした。
2100系や3000系の導入後も廃車を免れ、予備車として運用されることもあったが、2006(平成18)年に解体された。