上信電鉄デキ1形
(写真:上信線 赤津(信)〜下仁田/撮影:G列車)
●基本データ
デビュー年:1924(大正13)年運行区間:上信線
●ドイツ生まれの長老
1924年、上信電気鉄道(当時)は上信線を改軌・電化することとなり、それにあたりドイツ:シーメンス=シュッケルト(Simens Schuckert)社から3両を購入した電気機関車。なお、機械部分はドイツMAN社が担当している。なお、この導入は第一次大戦の戦時賠償の意味合いもあった。長らく沿線の貨物輸送を担当したが、1994(平成6)年に貨物列車は廃止され、その際デキ2が廃車され富岡市で静態保存となった。一方、残るデキ1・デキ3は現在でも工事列車やイベント列車として活躍が続き、日本最古級の現役電気機関車として人気を集めている。
●ギャラリー
デキ1
(写真:上信線 高崎駅/撮影:裏辺金好)
デキ3
(写真:上信線 高崎駅/撮影:裏辺金好)
側面の製造銘板。この銘板はデキ1のもの。(撮影:G列車)
イベントで公開された運転台内部。右側運転台が特徴。(撮影:G列車)