鹿児島市交通局100形(2代目)


レトロ調の車体が特徴
(写真:鹿児島駅前〜桜島桟橋通/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:2012(平成24)年

●観光電車「かごでん」として誕生

 2012(平成24)年の鹿児島市電開業100周年を記念して1両(101号)が誕生した車両で、大正時代から昭和30年ごろまで運行されていた20形電車をモデルとしたレトロ調の観光電車である。

 600形616号を改造(台車や主電動機などの主要機器を流用)し、車体はアルナ車両で完全新造されている。車内は木目調で、ロングシート主体に一部を1人掛けの転換式クロスシートとしている。

 2012(平成24)年12月1日より観光電車「かごでん」として土休日に1日4往復の運用が開始され、観光ボランティアガイドによる案内を実施。2018(平成30)年1月19日からは、金曜日(祝日除く)に通常の列車として1系統・2系統各1往復で運転を開始している。

 新型コロナウイルス感染症まん延に伴う鹿児島市電の利用客減少に伴い、2021(令和3)年12月31日を以って観光電車としての運転を終了したが、車両は引き続き定期列車内で運用されている。

●ギャラリー


前照灯を点灯した状態。排障器の部分にも左右2か所ある。
(写真:鹿児島駅前/撮影:リン)

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