鹿児島市交通局7000形


登場時のカラーリング。
(写真:高見馬場〜天文館通/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:2007(平成19)年

●第2世代の超低床車両

 アルナ車両のリトルダンサーシリーズの一つであるA5タイプをベースに開発された超低床車両で、5車体3台車の連接車。愛称は「ユートラムU」で、1000形(ユートラム)に比べ前面形状が大幅に変更されたほか、全長は4m増加し18mに。さらに、定員は20人増加して78人となった。

 車内はロングシートで、制御方式はIGBT-VVVFインバータ方式。

 2007(平成19)年4月26日より運転を開始し、4編成が投入された。なおm2020(令和2)年から全編成が順次、市電姉妹友好都市号及びストラスブール号として全面ラッピングされており、原色編成が消滅している。

●カラーバリエーション



7001号は、2021(令和3)年1月29日に「ナポリ・長沙号」として全面ラッピング。車体の側面には、ナポリ市のベスビオ火山や、長沙市の天心閣などを描いている。
(写真1枚目:鹿児島駅前〜桜島桟橋通、写真2枚目:鹿児島駅前/撮影:リン)

7002号は、2021(令和3)年3月12日に「鶴岡・大垣号」として全面ラッピング。車体の側面には、鶴岡市のクラゲの展示で有名な加茂水族館や大垣市にゆかりのある「奥の細道」を書いた松尾芭蕉などを描いている。
(写真1枚目:鹿児島駅前〜桜島桟橋通、写真2枚目:鹿児島駅前/撮影:リン)


7004号は、2020(令和2)年12月16日に「ストラスブール号」として全面ラッピング。車体の側面には、ストラスブール市で開催される世界的に有名なクリスマスマーケットや、同市内を流れるイル川などを描いている。
(写真:鹿児島駅前〜桜島桟橋通/撮影:リン)

なお、未掲載の7003号は、2021(令和3)年2月19日から「パース・マイアミ号」として全面ラッピングされ、パース市の近代的な都市と豊かな動植物が同居する様子や、マイアミ市の街並みやビーチの様子などを描いている。

●ギャラリー


営業運転開始前の姿。
(写真:鹿児島駅前/撮影:リン)

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