京急電鉄1000形
(写真:京急ファインテック 久里浜事業所/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1959(昭和34)年運行区間:高松琴平電鉄琴平線、長尾線
主な元運行区間:京急本線、空港線、大師線、北総線、都営浅草線、京成本線、北総線、千葉急行線など
●ついに引退した京急の名車両
京急電鉄を長らく代表した車両で、近年までは数多く見られる車両だった。都営浅草線、京成線への乗り入れ車両としても活躍し、設計最高時速は120km/hと高性能である。初期の車両は前面非貫通型で、1961(昭和36)年から前面貫通型に改められ、既存の車両も改造された。2、4、6、8両編成と様々な編成バリエーションを持ち、優等列車から各駅停車まで数多くの運用を担ってきたが、後継車両の登場により廃車が進み、2010(平成22)年6月28日をもって運行を終了した。しかし高松琴平電鉄へ移籍した車両も多く、1080形、1300形として今後とも活躍が見込まれる。また、北総開発鉄道(現、北総鉄道)7150形、千葉急行電鉄1000形として活躍した車両もあったが、いずれも現在は存在していない。
●カラーバリエーション
2008(平成20)年に会社創立110周年して、京急の往年の塗装の1つをイメージした「ありがとうギャラリー号」。
(撮影:裏辺金好)
同じく会社創立110周年して、京急の往年の塗装の1つをイメージした「京急110年の歴史ギャラリー号」。いずれも2008年12月で運用を終了した。
(写真:大師線 京急川崎駅/撮影:裏辺金好)
●高松琴平電鉄譲渡車両
(写真:琴平線 仏生山駅/撮影:裏辺金好)
琴平線用に塗装変更された1080形。
(写真:琴平線 仏生山駅/撮影:リン)
1080形が京急1000形の1次量産車であるのに対し、こちらの1300形は5次量産車を譲渡したもの。
(写真:長尾線 瓦町駅/撮影:リン)