京急電鉄230形(湘南電鉄デ1形)


(写真:京急ファインテック 久里浜事業所/撮影:裏辺金好)

●基本データ・運用区間

デビュー年:1930(昭和5)年
主な元運行区間:京急本線、大師線など

●現在も保存されている湘南電鐡時代の車両

 湘南電鉄が黄金町〜浦賀間を開業した時に投入した車体長16m級の車両で、当初はデ1形を名乗る。1942(昭和17)年に、いわゆる大東急となった時に、姉妹系列のデ26形、京浜電気鉄道デ71形・デ83形と共にデハ5230形に統合。1948(昭和23)年に大東急が分割され、京急電鉄が発足すると230形となった。

 1978(昭和53)年に引退するも、デハ248(湘南電鉄デ18)が久里浜工場でデ1形に復元されて保存。また、230形としては大手鉄道模型メーカーKATOの直営ショップであるホビーセンターカトー東京(東京都新宿区西落合)でデハ268が保存されている。

 さらに、川口市の春木町公園で保存されていたデハ236は、荒廃が進み2016(平成29)年に譲渡先を公募した結果、京急が引き取ることを決定。横浜市のみなとみらい地区に建設される京急本社の1階で保存展示される予定である。

 なお一部は高松琴平電鉄に移籍し、30形として長らく活躍を続けていたが、2007(平成19)年に引退した。

●230形保存車両

(写真:ホビーセンターカトー/撮影:裏辺金好)

●高松琴平電鉄譲渡車両


(写真:志度線 房前駅/撮影:リン)

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