京急電鉄800形


(写真:京急本線 品川駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1978(昭和53)年
主な運行区間:京急本線、逗子線など

●車内がオールロングシートでも片開き扉の800形

 4扉の通勤車両で、オールロングシート。営業・性能共に最高時速は100km/h。省エネに大きく取り組んだ車両でもある。また、登場時は側面の窓周りが白く塗っていた。これは、優等列車に使用されることを表したもので、その後、800形は通常塗装である白帯になっているが、2100形、新1000形へ受け継がれている。

 側扉が片開き式、前照灯一灯式と、従来の京急らしいデザインを引き続き採用しているのも特徴。

 老朽化と4扉車であることがホームドア設置の支障となることから、2011(平成23)年から廃車が開始。2019(令和元)年6月16日に、823編成(旧塗装復刻編成)が団体臨時列車「「ありがとう800形」として、品川→久里浜工場で運転され、引退した。

●リバイバルカラー


2016年11月から823編成が旧塗装に復刻されて運行された。
(写真:京急本線 横浜駅/撮影:裏辺金好)

●保存車


デハ812-6の前頭部が、池袋駅近くの藤久ビル東5号館(丸善池袋店)で保存されている。
(撮影:裏辺金好)

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