京成電鉄AE形(2代目)


従来の「スカイライナー」から一新された塗装・デザインが目を引く。
(写真:北総線 新鎌ヶ谷駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:2009(平成21)年※営業開始は翌年7月
運行区間:京成本線、北総鉄道、成田スカイアクセス線

●京成の新たな切り札、三代目「スカイライナー」

 2010(平成22)年7月17日に開業した成田スカイアクセス線で、最高速度160km/hで運転を行うために登場した三代目「スカイライナー」用車両。車両形式は原点回帰の意味を込め、初代「スカイライナー」と同じAE形を名乗っている。

 車両デザインはファッションデザイナーである山本寛斎氏が担当し、外観デザインのコンセプトは「風」、内装を「凛」と位置づけてデザイン。従来の「スカイライナー」用車両であるAE100形の流線形の形状は受け継ぎつつも、塗装やヘッドライトの配置が全く異なっており全体的にイメージが一新されている。

 外観の塗装はストリームホワイトを基調とし、屋根部をウインドブルーで塗り分けて、裾に2本のラインを入れている。

 このほか、京成初のボルスタレス台車や、同じく京成では初採用となるフルカラーLEDによる行先表示、客室内へのLCD(液晶パネル)設置など、新しい試みが数多く存在する。モニタ装置には、東芝が開発した車両情報統合システム「SLIMS」(Security,LCD Information & Monitoring System)を採用している。

 成田空港アクセス線経由のスカイライナー登場によって、日暮里〜成田空港間が従来の51分から36分に速達化された。なお、スカイライナー運用のほか、ラッシュ時には本線経由の「モーニングライナー」・「イブニングライナー」でも運用を開始した。

●ロゴマーク


車両側面に描かれたロゴ。
(写真:京成本線 京成上野駅/撮影:裏辺金好)

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