京成電鉄3500形/芝山鉄道3500形
本線の特急として成田空港へ向かう3500形更新車。もちろん羽田空港への乗り入れも可能である。
(写真:京成本線 京成津田沼駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1972(昭和47)年運行区間:京成本線、押上線、金町線、千葉線、千原線
元運行区間:京急本線、空港線、都営浅草線、北総鉄道、芝山鉄道
●車両の更新工事により顔つきがガラリと変化
京成初のステンレス車両として、京成初の冷房車として登場。登場当初は切妻であったが、1996年(平成8)年から行われた更新工事によって折り妻に変更されたり、内装のリニューアルなど大規模な改造となった。ただし、2001(平成13)年に更新工事は打ち切りとなったことから、原形車も2017(平成29)年2月に全廃されるまで併存して活躍した。
2015(平成27)年当初までは8両編成も存在していたが、現在は6両編成または4両編成で活躍。運用実績としては、本線の快特・特急や京急へ直通するエアポート快特から、支線の金町線や千葉線の運用までこなすマルチな車両である。
また、更新車4両編成のうち、3540編成は2013(平成25)年4月1日から芝山鉄道へリース。それまでリースされていた3600形は専用のカラーリングが施されていたが、3500形は塗装変更は行われていない。ただし、成田空港キャラクターの「クウタン」をデザインしたステッカーがラッピングが施されており、芝山鉄道のネームプレートと合わせて見分けるポイントとなっている。
●未更新車
こちらは3500形の未更新車。種別表示を板で表示する最後の形式だった。
(写真:金町線 京成金町駅/撮影:裏辺金好)
●芝山鉄道リース車
(写真:金町線 京成金町駅/撮影:与太郎)