近鉄16200系
(写真:南大阪線 高田市駅/撮影:ネオン)
●基本データ
デビュー年:2016(平成28)年運行区間:南大阪線、吉野線
●6200系が観光特急「青の交響曲」(シンフォニー)に大変身
近鉄が南大阪線・吉野線沿線活性化のため、通勤車である6200系の内外装を大幅に改造して登場させたもの。2016(平成28)年9月10日に運転を開始し、大阪阿部野橋〜吉野間を特急列車として1日2往復、週6日運行するスケジュールが組まれている。「上質な大人旅」をコンセプトとしており、外装は濃紺色(メタリック塗装)とゴールドのラインを基本として、前面と側面にはエンブレム(吉野駅改札口の壁面装飾をモチーフ)を掲出。6200系時代にあった前照灯間の行先表示器は撤去され、行先は車掌側窓部に小さく掲出。
内装は1号車と3号車は2列+1列で幅広のデラックスシートの設置を基本に、グループ向けのテーブル付席「サロン席(3〜4人用)」、「ツイン席(2人用)」や、車椅子対応席(1号車)などを備える。また、2号車はラウンジ車輌として吉野方にバーカウンターを設置したほか、革張りのソファが20席配置されている。
デザインは近鉄グループの全日本コンサルタント株式会社が担当し、改造費は約2億円。
改造前後の車番対比は1号車がク16300形16301(←ク6300形6311)、2号車がモ16250形16251(←モ6200形6222)、3号車がモ16200形16201(←モ6200形6221)である。
●ギャラリー
1号車と3号車は2列+1列の幅広デラックスシート。
(撮影:デューク)
1両に2箇所あるサロン席は向かい合わせになっており、インアームテーブルを設置。ソロシート側も同じように向かい合わせの2人席になっている。
(撮影:デューク)
2号車はラウンジスペース。バーカウンターを備えており、アテンダントによってスイーツやワイン、地酒、ハイボールなどを販売。
(撮影:デューク)
2号車はラウンジスペース。バーカウンターを備えており、アテンダントによってスイーツやワイン、地酒、ハイボールなどを販売。
(撮影:デューク)
2号車の出入り口はアンティーク調のライブラリーとなっており、奈良の歴史に関する本などが閲覧できる。
(撮影:デューク)
●ギャラリー
(写真:南大阪線 高田市駅/撮影:ネオン)