近畿日本鉄道50000系


(写真:大阪線 大福〜桜井/撮影:KIX)

●基本データ

デビュー年:2012(平成24)年 (営業運転開始は翌年)
主な運転区間:難波線、大阪線、京都線、名古屋線、山田線、鳥羽線、志摩線

●伊勢志摩観光への切り札となる豪華観光特急

 2013(平成25)年に執り行われる伊勢神宮の第62回式年遷宮にあわせて、近鉄が新たに登場させた特急車両で、愛称は「しまかぜ」。伊勢志摩の晴れやかな空をイメージして、車両はブルーを基調としたほか、前面窓は大型ガラスを6枚を使用した多面構成とすることでシャープさと躍動感を表現。さらに両端の先頭車はハイデッカー、編成中央の車両はダブルデッカーとしているため、側面窓が凸凹の高さになっているのが特徴。

 座席はいずれも従来の近鉄特急よりも豪華な仕様としているが、これに加えて靴を脱ぐことが出来る和風個室やソファーを備えた洋風個室、4〜6人利用の大型サロン室、近鉄沿線の名産品が軽飲食できるカフェも存在しており、多様な旅行ニーズに応えられるようになっている。

 当初、「しまかぜ」は2編成製造され、2013(平成15)年3月21日から大阪難波〜賢島、近鉄名古屋〜賢島で運転を開始。2014(平成26)年には第3編成が追加投入され、同年10月10日から京都〜賢島で運転を開始した。なお、第3編成はカフェ車両、和風個室のデザインを若干変えている。

●外観・車内の様子など


賢島では名古屋行きと難波行きの「しまかぜ」が5分ほど同時に並びます。車両は賢島側のク50600型で、左が名古屋行きの第1編成、右が難波行きの第2編成。
(撮影:CH様 ※禁転載)

ロゴマーク
(撮影:CH様 ※禁転載)

ク50100形(先頭車:名古屋発着1号車・難波・京都発着6号車)の運転席
(撮影:裏辺金好)

ク50600形(賢島側先頭車:名古屋発着6号車・難波・京都発着1号車)の車内。座席種別はプレミアムで、ハイデッカー構造。
(撮影:CH様 ※禁転載)

先頭車のデッキに備えられたロッカー。
(撮影:裏辺金好)

モ50200形(名古屋発着2号車・難波・京都発着5号車)の車内。座席種別はプレミアムで、平床構造。
(撮影:裏辺金好)

モ50500形(名古屋発着5号車・難波・京都発着2号車)の車内。座席種別はプレミアムで、平床構造。
(撮影:CH様 ※禁転載)

シートの様子。背面テーブルは天然木を使用。
(撮影:CH様 ※禁転載)


モ50300形(名古屋発着3号車、難波・京都発着4号車)に3か所設けれたコンパートメント形式のサロン席。3人座席が向い合せで、中央に大型テーブルを設置。また、通路側にガラスの簡易仕切り、頭上にガラス張りの荷棚を設けている。6人まで対応しており、4人から発売している。
(撮影:裏辺金好)

モ50300形(名古屋発着3号車、難波・京都発着4号車)第1・第2編成の和風個室。
(撮影:CH様 ※禁転載)

モ50300形(名古屋発着3号車、難波・京都発着4号車)第3編成の和風個室。
(撮影:裏辺金好)

モ50300形(名古屋発着3号車、難波・京都発着4号車)の洋風個室
(撮影:CH様 ※禁転載)

サ50400形(名古屋発着4号車、難波・京都発着3号車)の第1・第2編成の2階カフェ
(撮影:CH様 ※禁転載)

サ50400形(名古屋発着4号車、難波・京都発着3号車)の2階カフェを別角度より
(撮影:CH様 ※禁転載)

サ50400形(名古屋発着4号車、難波・京都発着3号車)の第3編成の2階カフェ。座席のモケットなどが変更された。
(撮影:CH様 ※禁転載)

サ50400形(名古屋発着4号車、難波・京都発着3号車)のカフェ1階席。こちらは3編成とも共通の仕様。
(撮影:CH様 ※禁転載)

カフェのメニュー
(撮影:CH様 ※禁転載)

コーヒーには蓋がついていました。
(撮影:CH様 ※禁転載)

松阪牛カレー。
(撮影:CH様 ※禁転載)

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