京都丹後鉄道KTR300形


特徴的な形状のライトが印象的。行先表示器はフルカラーLEDを採用している。
(写真:宮福線 喜多駅/撮影:リン)

●基本データ・運行区間

デビュー年:2019(令和元)年
運行区間:宮福線、宮舞線

●23年ぶりの新型車両

 北近畿タンゴ鉄道が保有し、WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)が運行する一般形車両で、新潟トランシスが製造。特急形であるKTR8000形から数えて、23年ぶりの新造車両で、一般形車両であるKTR700形から数えると、約30年ぶりの新造車両である。

 車両デザインは、「丹後の自然と歴史と伝説」をコンセプトととし、塗装は歴史と伝説の華やかさを表現した鳶赤色をベースに、海のさざ波をイメージした太さの異なる三本の金帯を巻いている。また、前面のライト周辺は大江山の赤鬼・青鬼伝説をイメージした引き締まった形状としている。

 車内はロングシートと、スマートフォン等の充電に対応したUSBポート付きの転換クロスシートの2種類を配置。多機能トイレも設置されている。また、システム面では丹鉄車両で初めて耐雪ブレーキを採用した。

 今後は2022(令和3)年度までに5両体制となる見込みであり、MF100形やMF200形の置き換えが進められる。

●ギャラリー


基本的には宮福線を中心に運転されている。
(写真:宮福線 宮村駅/撮影:リン)

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