いすみ鉄道いすみ200'型
沿線の菜の花などをイメージしたさわやかな塗装。
(写真:いすみ線 大多喜駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1988(昭和63)年運行区間:いすみ線
●房総半島東部をのんびり走る、レールバス
開業と同時に7両が投入された車両で、当初は「いすみ100型」を名乗る。車体は富士重工製の第三セクター向けの車両で通称ではレールバスとも呼ばれている車両。エンジンは出力230PSを1機搭載している。塗装は千葉県の県花でもあり、沿線にも咲いている菜の花の色をイメージした黄色と、海と山を表すエメラルドグリーンの細い帯と緑色の太い帯を配したもので、明るい印象を与える。これは、その後の後継車両にも引き継がれている。
また、座席をセミクロスシートからオールロングシートに改造したときに「いすみ200形」へ形式変更が実施され、さらに床の張替えを実施した際に「いすみ200'(ダッシュ)型」に形式が変更されている。また、後継車両の「いすみ300型」登場によって置き換えが進み、いすみ206のみが残存している。
引退した車両のうち、いすみ204は沿線の「ポッポの丘」で保存。いすみ202は、茂原市の三真千葉工場で休憩所として保存活用。いすみ201、いすみ203、いすみ205、いすみ207はミャンマー国鉄に譲渡されている。
●ギャラリー
最近では「ムーミン列車」として、ムーミンのラッピングがされている。
(写真:いすみ線 大多喜駅/撮影:裏辺金好)