黒部峡谷鉄道ED形


現在も活躍するED9。
(写真:黒部峡谷鉄道 宇奈月〜柳橋/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:1934(昭和9)年

●可愛らしいスタイルの凸型電機

 日本電力専用線時代に、黒部川第三発電所建設に伴い製造された15tの凸型電機。1934(昭和9)年に東洋電機でED8〜ED11が製造され、このうちED11は車体を焼損したことから、1957(昭和32)年にナニワ工機で車体を新造。この際、他の車両よりも丸みを帯びたデザインとなっている。

 その後、ED12形が1949(昭和24)年に三菱製L形10t電機として誕生するも、1960(昭和35)年に廃車された。さらに、ED30まで製造されているが、これについてはデザインや仕様が異なり、さらに別形式に改番されているため、それぞれのページで紹介。

●保存車両


北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅、富山地方鉄道の新宇奈月駅前で保存されているED8。
(撮影:裏辺金好)

黒部峡谷鉄道の宇奈月駅近くの「トロッコ広場」で保存されているED11。
(撮影:裏辺金好)

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