万葉線MLRV1000形


導入初期は故障に悩まされたが、現在は万葉線の顔として定着。
(写真:高岡軌道線 米島口〜能町口/撮影:裏辺金好)

●基本データ・運用区間

デビュー年:2003(平成15)年
運転区間:万葉線(高岡軌道線、新湊港線)

●万葉線再生の切り札

 MLRV1000形は、岡山電気軌道9200形「MOMO」をベースに開発された新潟トランシス製の超低床車両で、MOMOでは3扉だった側扉を2箇所とするなど、運用面と寒冷地での運行を考慮した設計へと変更されている。

 新生「万葉線」のイメージアップリーダーとしての活躍が期待され、5月には愛称を「アイトラム」とした。しかし。2004(平成16)年1月より2編成が運行を開始したが、ブレーキ故障や脱線事故により同年9月から翌年3月まで原因究明と修理のために運用を離脱することになってしまった。しかし復帰後は順調に活躍して増備も続けられ、現在は6編成が運転。大半の運用を同形式でまかなっている。

●カラーバリエーション


2020(令和2)年8月9日から運転を開始した「獅子舞トラム」。JFEマテリアルが全面広告及びデザインを担当し、第5編成 (MLRV1005)が起用されている。
(写真:新湊港線 六渡寺〜庄川口/撮影:リン)


2020(令和2)年10月5日から運転を開始した「「LIBOOO(ライブゥー)トラム」。高岡市内のサニーライブホールディングスが全面広告及びデザインを担当し、同社のキャラクター「ライブゥー」が大きく描かれている。第6編成 (MLRV1006)が起用されている。
(写真:新湊港線 六渡寺〜庄川口/撮影:リン)


●ドラえもん電車



2012年9月8日に運転を開始した「ドラえもん電車」。青いアイトラムとなり、どこでもドア風の乗降口、キャラクター達のシルエット表示などを実施。対象車両は時期によって異なり、写真1枚目は運転開始当初に起用された第5編成 (MLRV1005) 、写真2枚目は2016(平成28)年4月から起用されている第4編成 (MLRV1004) 。
(写真1枚目:高岡軌道線 高岡駅前〜末広町/撮影:CH ※禁転載)

(写真:高岡軌道線 末広町〜片原町/撮影:裏辺金好)




(撮影:裏辺金好)

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