万葉線デ5010形
万葉線の歴史を物語る車両でもある。
(写真:高岡軌道線 米島車庫/撮影:裏辺金好)
●基本データ・運用区間
デビュー年:1950(昭和25)年元運転区間:高岡軌道線、新湊港線、伏木港線、富山地方鉄道射水線
●現在も見られる万葉線の最長老
万葉線の除雪車両として冬季に活躍する車両で、車籍は無い。元々は富山地方鉄道射水線の主力デ5010形であり、鉄道線、軌道線双方で乗降が出来るようにステップが下方にまで延びているのが特徴である。1971年に万葉線の前身、加越能鉄道が17両を受領した(のち、11両は富山地方鉄道に復帰)。1971年に伏木港線(米島口〜伏木港)が廃止されると、1967年に除雪車に改造されていた上写真の5022を除いて全車が廃車。その5022も1992年に除籍されているが、今も米島車庫にて健在である。