名古屋鉄道モ590形
廃止前に、非冷房車1両が登場時の塗装に復元された。この車両は現在、旧美濃駅で保存。
(写真:美濃町線 市ノ坪駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1957(昭和32)年主な元運行区間:美濃町線、岐阜市内線
●赤い塗装ままで高知へ参上!
日本車輌で製造された3扉の車両で、美濃町線系統で活躍。主に新関〜美濃の区間運転で用いられていたが、1999(平成11)年に同区間が廃止されると、市内線の徹明町〜日野橋で運用されるようになった。長らく非冷房だったが、2000(平成12)年に2両が冷房化改造されている。この2両は2005(平成17)年の岐阜600V線区廃止によって解体されるところを免れ、高知市の土佐電鉄へ売却された。
●カラーバリエーションなど
スカーレット1色のモ590形。
(写真:徹明町/撮影:裏辺金好)
幸いにも同車は土佐電鉄で現在も活躍中。方向幕がLED化され、前中の2扉車と改造された。
(撮影:裏辺金好)