名古屋鉄道モ８００形
（写真：各務原線 新岐阜駅※当時／撮影：裏辺金好）
●基本データ
デビュー年：２０００（平成１２）年主な元運行区間：美濃町線、田神線、各務原線
●美濃町線近代化を推進しようとした矢先に・・・
日本車輌で３両が製造された、名古屋鉄道初の部分低床車両。路面電車からヨーロッパ的なＬＲＶへの脱皮を期待させる新型車両で、塗装を独自のものにするなど名古屋鉄道の意気込みが感じられる車両である。機器面では部分低床化に伴う制御装置等の屋根上への設置や、VVVFインバータ制御、シングルアーム式パンタグラフの搭載が特徴である。ところが話がどう急転直下したのか、突如として岐阜６００Ｖ線区全ての廃止が決定。製造されたばかりの同車は、2両が福井鉄道へ、1両が豊橋鉄道へ譲渡された。
●カラーバリエーションなど
福井鉄道では新たに制定された新標準塗装をまとって活躍中。
（写真：武生新駅／撮影：裏辺金好）
豊橋鉄道では名古屋鉄道時代の雰囲気を残して運用されている。
（写真：豊橋駅前付近／撮影：デューク）
