名古屋鉄道MRM100系
モンキーパークをイメージしたサルが描かれた塗装。
(撮影:モンキーパークモノレール線 犬山遊園駅/写真:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1962(昭和37)年●開業時から廃止まで活躍した車両
犬山遊園駅から動物園駅までを結ぶ、通称「犬山モノレール」ことモンキーパークモノレール線で運用された車両。1962(昭和37)年に開業した際に投入された車両で、廃止までは日本のモノレールで最古だった。すなわち後継車両が投入されることも無く、連接構造の3両編成×2本で現在までずっと営業運転を行っている。なお、当初の塗装は銀色に赤帯であったが、1994(平成6)年に創業100周年を記念して公募した塗装を採用したのを皮切りに、色々と変更が行われている。
2008(平成20)年12月27日で最終運行となったが、この車両の行方が心配されていたが、モノレール第1編成の101号(先頭車)+201号(中間車)が登場時の銀色の車体に赤帯を配した塗装に復元された上で、旧動物園駅で保存された。また、同じく第1編成の残る102号が製造元の日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)で保存。
さらに第2編成の103号車が、スパリゾート湯の華アイランド(岐阜県可児市)で展望台として利用されている。
●カラーバリエーション
同じくモンキーパークをイメージしたものだが、ベースが黄色となり、またサルのイラストではなく写真がラッピングされている。
(撮影:モンキーパークモノレール線 動物園駅/写真:裏辺金好)
引退後に2両が旧塗装に復元された。
(撮影:旧モンキーパークモノレール線 動物園駅/写真:裏辺金好)
●車内の様子
貫通扉などが無く、3両の車内は全てが一体的な雰囲気。
(写真:裏辺金好)
運転台の様子。前面展望はなかなかのもの。
(写真:裏辺金好)