南海電鉄2300系


鮮やかな赤を基調とした塗装が目を引く。
(写真:高野線 紀伊清水駅/撮影:ムーチョ 禁転載)

●基本データ

デビュー年:2005(平成17)年
運行区間:高野線

●2000系をベースとしながらも鮮やかな塗装が目を引くズームカー

 高野線山岳区間での効率的な運用を行うために導入された17m車体のズームカー。高野線山岳区間では、故障による立ち往生などを防ぐため普通列車も4両編成で運行されていたが、同区間での乗客の減少など更に効率的な運用が求められていたため、機器の二重系統化が施され2両編成単独でも運行可能な2300系が登場した。

 車体は2000系をベースとしながらも、登場前に世界遺産に登録された霊場高野山の名所である「根本大塔」をイメージした赤色ベースの塗装となり、各編成には「さくら」「はなみずき」「しゃくなげ」「コスモス」の愛称と花のデザインが描かれている。また、車内も高野山へ向かう車両らしく、転換クロスシートが並んでいる。

 なお、2008(平成20)年11月の高野線ダイヤ改正で難波への入線は無くなっている。

●車内の様子


(撮影:鐵)

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