西日本鉄道2000形
引退を前にローレル賞受賞当時の先頭車の塗り分け、旧社章の復元が行われた。
(写真:天神大牟田線 井尻駅/撮影:kajibooh)
●基本データ・運行区間
デビュー年:1973(昭和48)年元運行区間:天神大牟田線、大宰府線
●特急そして急行用車両として活躍
当初は特急用電車として運用された2ドア転換クロスシートの車両で、6両編成×6本の計36両が誕生。塗装は、オキサイドイエロー色の車体にボンレッドの帯を配し、西鉄では初めて自動行先表示器を先頭車前面上部、及び車体側面に設けたのが特徴である。
8000形が登場すると、特急運用から撤退。側扉を2扉から3扉へ改造した上で、中間扉の両脇にロングシートが設けられ、急行運用を主体に活躍するようになる。さらに、1993(平成5)〜1995(平成7)年にかけてLED式の車内案内装置を新設した。
3000形が登場すると、2000形の活躍は益々狭まり廃車が進行。110km/h対応工事も行われたが活躍は長くなく、2010(平成22)年10月17日の団体臨時運転を以て引退。これに合わせて、2021Fはローレル賞受賞当時の姿に先頭車の塗り分け、旧社章の復元が行われた。
●カラーバリエーション
旧塗装復元前の姿
(写真:天神大牟田線 西鉄久留米駅/撮影:AC20kV-DC1500V)