西日本鉄道313形
(写真:貝塚線 貝塚駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ・運行区間
デビュー年:1952(昭和27)年運行区間:貝塚線
元運行区間:大牟田線、太宰府線
●半世紀以上も活躍を続けた全国有数の古参車両
1952(昭和27)年に2両編成×4本の計8両が製造されたもので、日本初のモノコック構造を指向した車両として鉄道技術研究所の全面的なバックアップにより設計された意欲的な車両。3ドア、オールロングシートの通勤形車両で、当初は大牟田線(現・天神大牟田線)と太宰府線で活躍した。1977(昭和52)年度に全8両がより宮地岳線(現・貝塚線)へ転属し。転属に合わせ、台車取替等の工事を施工されたほか、後にワンマン化・車体更新、及び車両冷房化工事も施工された上、1992(平成4)年から翌年度には制御器・台車の取替工事を3編成に施工し、Mc-Mcの6個モーター搭載となっている。
2007(平成19)年4月の宮地岳線一部廃止に伴い、2編成が廃車され、間もなく1編成も追加廃車。その後は315Fのみが活躍を続けていたが、2015(平成27)年1月に運行を終了する。なお、これを記念して2014(平成26)年5月からは、大牟田線時代後期の塗装であるベージュとマルーンのツートンカラーに復元されている。
●リバイバルカラー
(写真:貝塚線 西鉄新宮〜三苫/撮影:リン)
前面の行先サボを再現した時の姿。
(写真:貝塚線 貝塚駅/撮影:裏辺金好)
名島橋を渡る313形。
(写真:貝塚線 貝塚〜名島/撮影:kajibooh)
●運転台
(撮影:kajibooh)