のと鉄道NT100形
NT200形置き換え後も、写真のNT132号はしばらく予備車として残っていた。
(写真:七尾線 穴水駅/撮影:デューク)
●基本データ
デビュー年:1988(昭和63)年元運行区間:七尾線、能登線
(一部車両はミャンマー国鉄へ譲渡)
●主力の座を退いた、開業時からの車両
のと鉄道が開業時に誕生させた車両で、全長16m級の富士重工業製軽快気動車(LE−DC)。最盛期で約100kmも路線を擁したため、車両数も必然的に多く、このNT100形は26両が投入された。しかし、2001(平成13)年の七尾線(穴水〜輪島間)、2005(平成17)年の能登線(穴水〜蛸島間)廃止による車両数の減少と老朽化により、後継車両のNT200形に置き換えられた。
現在は20両がミャンマー国鉄に譲渡されて、ヤンゴンなどで活躍するほか、のと鉄道沿線でも旧蛸島駅付近でNPO法人「のとエア・レール21」によるNT102号を使用した動態保存運転や、穴水駅などでの静態保存が行われており、現在でもその姿を見ることが出来る。
●静態保存車
0番ホームで保存されている127号
(写真:七尾線 穴水駅/撮影:裏辺金好)