のと鉄道NT800形
のと鉄道の名物車両として華々しく登場したが・・・。
(写真:七尾線 穴水駅/撮影:ちゃけ様)
●基本データ
デビュー年:1988(昭和63)年元運行区間:能登線
●奥能登観光の切り札だったはずが・・・?
のと鉄道が開業時に誕生させた急行「のと恋路号」用の車両で、富士重工業で新製された2両固定編成のパノラマ気動車である。前面の大型曲線ガラスに、側面の天井部に回り込んだ大型窓、床をデッキよりも高くしたハイデッカー構造と、観光向けの車両であったが、2003(平成15)年に定期運用を失い「さよなら運転」を実施。さらに能登線が2005(平成17)年に廃止されたため、完全に復活の望みは消え、正式に引退した。幸いにも七尾線の穴水駅の0番線に静態保存され、現在でもその姿が見られる。
●静態保存車
(写真:七尾線 穴水駅/撮影:裏辺金好)