小田急2000形
1000形同様、ステンレス車体で登場した2000形。行先表示機はLED方式。
(写真:小田原線 厚木駅/撮影:ロクマルサン)
●基本データ
デビュー年:1995(平成7)年運行区間:小田原線、多摩線
●1000形の改良型
2600形を置き換えるために登場した8両編成の通勤型車両。一見したところ1000形と殆ど変わらないが、ボルスタレス台車やIGBT素子のVVVFインバータといった小田急初の技術をはじめ、行先表示機のLED化、車両搭載機器音の低減、扉幅のワイド化(1700形での実績を反映して1600mmとしている)、対話式通報装置を備えた車いすスペースの設置、車内案内表示装置の搭載、温度を下げずに除湿が可能なオーバーヘッドヒータ導入など、時代の要請に合わせた機能が追加されている。地下鉄千代田線へ直通するための関連機器の搭載、10両編成化のための準備工事もなされているが実現せず、現在は新宿駅発着の各駅停車・区間準急の主力として活躍している。