小田急500形
独特な顔つきに、ロマンスカー風の塗装が特徴だった。
(写真:向ヶ丘遊園モノレール線 向ヶ丘遊園駅〜向ヶ丘遊園正門駅/撮影:daikiti)
●基本データ
デビュー年:1966(昭和41)年元運行区間:向ヶ丘遊園モノレール線
●21世紀になると共に消えていった小田急のモノレール
小田急電鉄が向ヶ丘遊園モノレール線で運用していた車両。元々は1962(昭和37)年に川崎航空機岐阜工場にて「ロッキード式モノレール」の試作車として製造されたものを、1966(昭和41)年に購入したもので、翌年の向ヶ丘遊園モノレール線の開業に伴い500形として営業運転を開始した。
長らく運用され続けていたが、2000(平成12)年2月の点検の結果、深刻な欠陥が台車にあることが発見されて運転を休止。向ヶ丘遊園の入園者数も減少していたこともあり、路線と向ヶ丘遊園の双方の営業をやめることが決定され、この500形は2001(平成13)年3月に向ヶ丘遊園正門駅で行われた「500形さよなら見学会」の後に解体された。