小田急9000形


従来からの小田急車両のイメージを一新した9000形。5000形より早く引退するとは・・・。
(写真:江ノ島線 藤沢駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1972(昭和47)年
元・運行区間:小田原線、多摩線、江ノ島線、箱根登山線、営団千代田線

●斬新なデザインで登場した、小田急新時代の通勤型電車

 営団地下鉄(現、東京メトロ)千代田線へ乗り入れることを目的に製造された、小田急初の電車。当時、正面から見たフェイスが個性的だと評判だった。また、制御方式を初の界磁チョッパ車とし、側面は一段下降窓を初採用するなど、小田急として新技術を入れた車両でもある。編成は6両編成と4両編成が用意され、10両で運用することが可能。

 1000形が登場すると、地下鉄直通運用を譲り、基本的に小田原線や江ノ島線を中心に活躍していたが、新3000形の増備に伴い、2006(平成18)年3月で引退した。

 幸いにも先頭車1両が保存され、イベントの際に公開されている。

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