大阪市交通局2601形


右が旧大阪市電2601形。もと京都市電の1900形と共に活躍するのも、広島電鉄ならでは。
(写真:本通電停/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1957(昭和32)年
運行区間:広島電鉄市内線
元運行区間:大阪市電各線、鹿児島市電

●現役で活躍する大阪市電

 元々は大阪市電2601形。中央に大窓、両脇に小窓という前面デザインが特徴的な大阪市電3001形と同タイプの車体に、廃車となった車両の台車などを流用して114両が製造されたもので、旧型車両の多くを置き換えて大阪市電のサービス向上に貢献した。

 大阪市電の廃止に伴いその一部が、1969(昭和44)年にワンマン仕様車の全車が広島電鉄に、それ以外の一部車両が鹿児島市電に移籍。広島電鉄譲渡車両は、塗装は大阪市電時代と同じのままで現在でも各線で活躍。外観では前面方向幕が拡大された程度で、大阪市電時代の印象を強く残している。

 一方、鹿児島市電に譲渡された車両は9500形へと更新されて引退している。

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