三陸鉄道36形(一般車)
アイボリーを基調とした36形の基本的な塗装。
(写真:北リアス線 久慈駅/撮影:ロクマルサン)
●基本データ・運行区間
デビュー年:1984(昭和59)年運行区間:北リアス線、南リアス線
●開業時から活躍する車両
三陸鉄道が開業に伴い導入した主力車両で、設備の細かい差異により36−100形、36−200形、及び改造車である36−1100形、36−1200形、36−2100形に分類される。特に、36−2100形は「さんりくしおかぜ」の愛称が与えられ、掘り炬燵タイプと全面畳敷タイプに転換できるのが特徴。開業時は16両が新製され、翌年3両を増備。1994(平成6)年に2両が廃車され、現在は17両が在籍している。なお、2008(平成20)年からは保安ブレーキの二重系化、台車の交換などが行われている。同じ頃に登場した第三セクター鉄道用の車両が次々と引退する中で、こちらは当面使用される模様である。
ただし、余剰による廃車や、東日本大震災による被災や36−700形の登場により少しずつ退役が進んでおり、36−1100形、36−1200形は全車が引退。一部はミャンマー国鉄へ譲渡された。
●カラーバリエーション
36-100形を改造した36-1100形は、青を基調とした塗装。座席はボックスシートからリクライニングシートに換装されている。3両が改造され、2013(平成25)年度に引退。
(写真:南リアス線 釜石駅/撮影:ロクマルサン)
36-200形を改造した36-1200形。36-1201・36-1206の2両が登場し、座席を2人掛けリクライニングシートにしている。2009(平成21)年に引退した。写真は臨時快速「リアスシーライナー」として仙台〜八戸間で運転されたときの姿。
(写真:大船渡線 鹿折唐桑駅/撮影:里川街道 禁転載)
36-100形をお座敷列車に改造した36-2100形。36-110号を改造し、36-2110号が1両登場した。2016(平成28)年3月に引退。
(写真:北リアス線 久慈駅/撮影:裏辺金好)