札幌市交通局Ｍ１００形
昔からの塗装を維持するＭ１０１号。
（写真：資生館小学校前〜東本願寺前／撮影：リン）
●基本データ
デビュー年：１９６１（昭和３６）年運行区間：札幌市電（一条線、山鼻線、山鼻西線、都心線）
●長く活躍する試作車両
日本車輌でラッシュ時対策用として試作された車両で、Ｍ１０１号のみ存在。製造当初はＴＣ１形（Ｔｃ１号）というトレーラー車を連結して、親子電車と呼ばれていた。閑散時にはＭ１０１号のみで運用する計画であったが、実態としては常に連結して走ることになり、２両が貫通していないことは運賃収受の面で車掌を２名配置することに成り、非効率的であった。そのため、これ以後は本格的な連接車を導入することになり、また路線縮小もあってＴｃ１号は１８７１（昭和４６）年に廃車。札幌市交通資料館に保存されている。一方でＭ１０１号は現在でも引き続き運用されており、懐かしのカラーリングと共にその姿を見ることが出来る。
●Ｔｃ１号
（写真：札幌市交通資料館／撮影：裏辺金好）
（写真：札幌市交通資料館／撮影：裏辺金好）
●ギャラリー
方向幕時代のＭ１０１
（写真：電車事業所／撮影：札幌人様 禁転載）
