泉北高速鉄道5000系


それまでの車両とは一線を画するデザインとなった。
(写真:南海本線 新今宮駅/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:1990(平成2)年
運行区間:泉北高速鉄道線、南海本線、高野線

●泉北高速鉄道初のオリジナル車

 それまで相互乗り入れを行っている南海の車両に準じた車両を投入していた、泉北高速鉄道初の自社オリジナル車両にして、同社初のVVVFインバータ制御車。前面は非貫通構造となり、それまでのステンレス車体から一転、アルミ車体で車体全体が塗装されるなど、それまでの泉北高速鉄道のイメージを一新した車両となった。

 また1999(平成11)年から5505編成に対し、泉北高速鉄道泉ヶ丘駅近くの大阪府立大型児童館「ビッグバン」の開館記念として、松本零士氏デザインの同施設のイメージキャラクターである「ベアル」と「メロウ」が描かれた特別塗装編成となっていた。2009(平成21)年からは「ハッピーベアル」の愛称が与えられていたが、2017(平成29)年10月1日に運転を終了した。

 なお、同施設内に保存されている泉北高速鉄道100系にも同様の塗装がされている。

●カラーバリエーション


松本零士氏デザインの特別塗装。
(写真:南海本線 難波駅/撮影:鐵)

5507編成をラッピングした「泉北シルバニアファミリー号」。泉北高速鉄道50周年と、ハーベストの丘の「シルバニアパーク」1周年を記念したもので、泉北沿線の様々なスポットとシルバニアファミリーのキャラクターたちがデザインされている。2021(令和3)年3月15日から11月26日までの運転。
(写真:南海高野線 堺東駅/撮影:鐵)

●「せんぼくん号」「鉄道むすめ号」


5504編成は、2023(令和5)年9月8日から難波方先頭と東側側面を「せんぼくん」、和泉中央方先頭と西側側面を「鉄道むすめ」でラッピング。
(写真:南海本線 新今宮駅/撮影:裏辺金好)


和泉中央方から1両目の西側側面は泉北高速鉄道の鉄道むすめ「和泉こうみ」を中心に、各社の鉄道むすめが描かれている。また、車内運転台の後ろには等身大の和泉こうみと各社の鉄道むすめをラッピング。
(写真:南海本線 難波駅/撮影:裏辺金好)

和泉中央方から1両目の東側面は「ブラックせんぼくん」がテーマ。
(写真:南海本線 難波駅/撮影:裏辺金好)

和泉中央方から3両目の西側側面は「和歌山電鐵 神前みーこ、近江鉄道 豊郷あかね、日野せりか」がラッピング。※写真未撮影ですが、2両目は「会津鉄道 大川まあや、山形鉄道 鮎貝りんご」がラッピング。
(写真:南海本線 新今宮駅/撮影:裏辺金好)

和泉中央方から4両目の西側側面は「嵯峨野観光鉄道 嵯峨ほづき、上田電鉄 八木沢まい」がラッピング。
(写真:南海本線 新今宮駅/撮影:裏辺金好)

和泉中央方から5両目の西側側面は「水間鉄道 水間みつま、総合車両製作所 金沢あるみ」がラッピング。
(写真:南海本線 新今宮駅/撮影:裏辺金好)

和泉中央方から6両目の西側側面は「大阪モノレール 豊川まどか、京阪電気鉄道 石山ともか」がラッピング。
(写真:南海本線 新今宮駅/撮影:裏辺金好)

和泉中央方から7両目の西側側面は「三岐鉄道 楚原れんげ、横浜シーサイドライン 柴口このみ」がラッピング。
(写真:南海本線 新今宮駅/撮影:裏辺金好)

和泉中央方から8両目は先頭部に「せんぼくん」、西側側面は「泉北高速鉄道他 和泉こうみ」を中心にラッピング。
(写真:南海本線 新今宮駅/撮影:裏辺金好)

●車内の様子


リニューアル前の5000系車内。
(撮影:鐵)

リニューアル前の5000系車内。こちらは優先席。
(撮影:鐵)

リニューアル後の5000系車内。
(撮影:鐵)

リニューアル後の5000系車内。こちらは優先席。
(撮影:鐵)

LCD式車内案内表示装置
(撮影:鐵)

●細部


リニューアル前の5000系の前照灯周辺
(撮影:鐵)

種別・行先表示器
(撮影:鐵)

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