島原鉄道キハ20形
赤帯が大胆に塗られた島原鉄道の標準色。写真は2018。
(写真:南島原駅※許可を得て撮影/撮影:リン)
●基本データ
デビュー年:1958(昭和33)年※島原鉄道オリジナル車元運行区間:島原鉄道線
●路線の一部廃止で運用を離脱
島原鉄道が国鉄キハ20形に合わせて製造した2001〜2003と、国鉄から1985(昭和60)年、と国鉄清算事業団から1987(昭和62)年に購入した2005〜2017、1997(平成9)年に水島臨海鉄道から譲渡された2018〜2019の3種類が存在。島原鉄道オリジナル車は国鉄長崎本線に乗り入れるために、国鉄キハ20形と仕様をほぼ合わせた車両で、晩年は2003のみが残存していた。ちなみに、国鉄キハ20形と異なりトイレは設置されていない。
後継車両であるキハ2500形が登場したことから廃車が進み活躍の場が大幅に狭まったが、国鉄時代の塗装や島原鉄道旧急行色など、懐かしい塗装にリバイバルされ、人気を博していた。しかし2008(平成20)年3月31日に島原外港〜加津佐間35.3km(通称・南目線)が廃止されたことに伴い引退した。
●車内
自社発注車であるキハ2003。島原鉄道90周年を記念した旧標準色(通称3本ヒゲ)に塗られている。
(写真:南島原駅※許可を得て撮影/撮影:リン)
キハ2006も旧標準色に塗られているが、島原鉄道オリジナル車と異なる場所にナンバーが書かれている。
(写真:南島原駅※許可を得て撮影/撮影:リン)
キハ2008は国鉄の首都圏色に塗られている。
(写真:南島原駅※許可を得て撮影/撮影:リン)
キハ2013は、国鉄の一般型気動車の標準塗装であるツートンカラーに塗られている。
(写真:南島原駅※許可を得て撮影/撮影:リン)