東武鉄道ED101形


近江鉄道から保存のために東武へ戻ってきた。
(写真:東武博物館/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1928(昭和3)年※営業運転開始は1930(昭和5)年
元、運行区間:東武伊勢崎線、近江鉄道など

●東武鉄道の初の電気機関車

 東武鉄道の最初の電気機関車として、イギリスのイングリッシュ・エレクトリック社で製造されたもので、101号のみが在籍。1930(昭和5)年2月より営業列車に投入され、貨物列車と客車列車双方の牽引を行い、1944(昭和19)年までは東武鉄道唯一の電気機関車として孤軍奮闘していた。
 
 1955(昭和30)年にED4000形4001号に形式が変更され、1972(昭和47)年に引退。同年中に滋賀県の近江鉄道に譲渡され、1988(昭和63)年まで活躍した。その後、近江鉄道で保存されてきたが、東武博物館の展示スペース拡大に伴い、2009(平成21)年に東武鉄道に里帰りし、当時の塗装に戻されて展示されている。  

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