東武鉄道14系


国鉄色のまま活躍する14系。
(写真:日光線・鬼怒川線 下今市駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1972(昭和47)年
東武鉄道デビュー年:2017(平成29)年
運行区間:日光線、鬼怒川線

●今や貴重な14系使用の定期列車

 14系(座席車)は国鉄が1972(昭和47)年から1974(昭和49)年にかけて投入した客車で、12系客車をベースに183系特急形電車と共通の車内設備を持たせているのが特徴。

 東武鉄道では2017(平成29)年8月10日からのSL大樹運転開始にあたり、JR四国からO番台4両(スハフ14 1、スハフ14 5、オハ14 1、オハフ15 1)を購入したほか(12系オロ12 5,オロ12 10も購入)、JR北海道から急行「はまなす」で使用していた500番台4両(スハフ14 501、スハフ14 508、オハ14 504、オハ14 505)を購入。

 このうちJR四国車は元々、JR東海が保有していたものを2005(平成17)年にJR四国へ譲渡されたもので、東武鉄道ではSL大樹運転開始とともに運用されている(12系2両は現時点で運用されていない)。

 また、JR北海道車である500番台は、酷寒地向けに室内暖房の強化や乗降扉の引き戸化を行ったもので、東武鉄道ではオハ14 505が2019(令和元)年4月13日から運転を開始し、ついでスハフ14 501が2020(令和2)年8月から運転を開始している。

 2021(令和3)年6月19日からは、スハフ14 5が国鉄の旧型客車をイ メージしたぶどう色2号(茶色)に塗装変更。今後、追加で2両も同様の塗装に変更される予定で、東武鉄道では異なる塗装の14系が2編成活躍することになりそうである。

●カラーバリエーション


2021(令和3)年に「ぶどう色2号」に塗装変更されたスハフ14 5。
(写真:鬼怒川線 下今市駅/撮影:与太郎)

●車内の様子


14系0番台の車内。今や非常に貴重な簡易リクライニングシートである。
(撮影:リン)

●各車紹介


スハフ14 1
(写真:鬼怒川線 下今市駅/撮影:裏辺金好)

スハフ14 5
(写真:鬼怒川線 下今市駅/撮影:裏辺金好)

スハフ14 501
(写真:鬼怒川線 下今市駅/撮影:裏辺金好)

スハフ14 508
こちらの車両は現時点では運用に就いていない。
(写真:南栗橋車両管区/撮影:裏辺金好)

オハフ15 1
(写真:鬼怒川線 下今市駅/撮影:裏辺金好)

オハ14 1
(写真:鬼怒川線 下今市駅/撮影:裏辺金好)

オハ14 505
(写真:鬼怒川線 下今市駅/撮影:裏辺金好)

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