東武鉄道100系
2021(令和3)年に復活した登場時のカラーリング。
(写真:日光線 下今市駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1990(平成2)年運行区間:伊勢崎線、日光線、鬼怒川線、JR東北本線、湘南新宿ライン
●日光・鬼怒川アクセスに活躍する東武鉄道の顔
一般公募により『スぺーシア』の愛称が与えられ、日光・鬼怒川方面の有料特急「けごん」・「きぬ」に充当される車両。2006(平成18)年にはJRの新宿駅への乗り入れを果たし「スペーシアきぬがわ」にも使用されるようになった。制御装置は有料特急としては初めてGTO素子を使用したVVVFインバータ制御とし、車内はJRのグリーン車に匹敵する一般座席と、当時民鉄初の個室を備えている。
2011年12月から車内のリニューアルと塗装を変更した車両が登場。塗装は塗り分け線を従来と同一としながらも、細帯を東武グループのロゴタイプカラー(2011年制定)であるフューチャーブルーとし、その他の部分を東京スカイツリーのライトアップデザイン「雅」をイメージした江戸紫、同じく「粋」をイメージした「隅田川の水をモチーフとした淡いブルー」、日光線・鬼怒川線優等列車のイメージカラーであるサニーコーラルオレンジとした、3種類が登場している。
さらに2015(平成27)年4月18日から、新たな塗装として「日光詣スペーシア」が運転を開始。これは今年の日光東照宮400年式年大祭と翌年の日光山開山1250年を記念したもので、日光二社一寺の建造物に使用される荘厳な金色を基調に、黒と朱色のラインを配したのが特徴で、103編成と106編成が塗り替えられた。
2021(令和3)年からは102・105・107〜109編成の5編成が順次、登場時のカラーリングに戻されている。また、12月5日から101編成が1720系を模したカラーリングに変更されている、
●カラーバリエーション
東京スカイツリータウンのステッカーを先頭部に掲出した100系旧塗装。
(写真:東北本線 大宮駅/撮影:裏辺金好)
紫色の帯が特徴的な「雅」編成。
(写真:湘南新宿ライン 新宿駅/撮影:ひょん君)
淡いブルーの帯が特徴的な「粋」編成
(写真:湘南新宿ライン 池袋駅/撮影:裏辺金好)
従来の雰囲気にも近い感のあるサニーコーラルオレンジ編成。
(写真:伊勢崎線 五反野駅/撮影:ネオン)
日光二社一寺の建造物に使用される荘厳な金色を基調とした、日光詣スペーシア塗装。103編成と106編成が塗装変更された。
(写真:伊勢崎線 堀切〜鐘ヶ淵/撮影:与太郎)
2021(令和3)年に101編成が1720系風の「デラックスロマンスカーカラー」スペーシア塗装に変更された。
(写真:日光線 東武日光駅/撮影:裏辺金好)
2023(令和5)年に109編成が「いちごスペーシア」塗装に変更され、「いちご王国」栃木県をPRしている。
(写真:伊勢崎線 とうきょうスカイツリー駅/撮影:裏辺金好)
●車内の様子など
リニューアル後の座席。
(撮影:裏辺金好)
「日光詣」塗装は、座席カバーを黄色とし(通常は白色)、ロゴマークとイラストも掲出。
(撮影:与太郎)
こちらはコンパートメント(個室車)座席。
(撮影:裏辺金好)
「日光詣」塗装のロゴマーク。日光東照宮の彫刻として馴染みの「三猿」と「眠り猫」が描かれている。
(撮影:与太郎)
「日光詣」塗装の「スペーシア」ロゴマーク。
(撮影:裏辺金好)
字幕式による愛称・行先表示。
(撮影:RSN様)
フルカラーLED化された、愛称・行先表示。
(撮影:裏辺金好)