東武鉄道500系
3両編成を基本とし、多彩な行先に応じた併結運転を実施する。
(写真:伊勢崎線 堀切〜鐘ヶ淵/撮影:与太郎)
●基本データ・運用区間
デビュー年:2017(平成29)年運行区間:伊勢崎線、日光線、野田線、野岩鉄道線、会津鉄道線
●併結・分割運転を行う「リバティ」
東武鉄道が26年ぶりに投入した特急列車で、「さまざまな運行形態で運行可能な速達性と快適性を持った特急列車」lをコンセプトに開発。3両固定編成×8編成が導入され、先頭車を併結可能な構造(中央貫通方式)とすることで、春日部、東武動物公園、下今市など、東武鉄道の観光や通勤の要となる駅で併結・分轄運転を実施することが可能になった。このような特徴から、車両の愛称はRevaty(リバティ)とされ、「Variety」(多様)や「Liberty」(自由)を連想させる音を組み合わせた造語である。
デザインは、KEN OKUYAMA DESIGN(代表:奥山清行氏)が監修した上で、製造メーカーである川崎重工業株式会社が担当。室内照明や前照灯はLEDを採用。
外観は、車体基本色を「シャンパンベージュ」として「おおらかで豊かな時の流れ」を表現した上で、「特急の格式と沿線の緑豊かな自然」をイメージした「フォレストグリーン」と、東武グループのロゴカラー「フューチャーブルー」を側面ラインとして採用した。
車内は、Wi-Fi環境の整備や各座席にコンセントを設置し、座席の腰掛は江戸の伝統色である「江戸紫」、ひじ掛けは「印伝」をモチーフに色彩を設定。天井は鬼怒川や隅田川の流れをイメージした造形としている。
2017(平成29)年4月21日から、特急「リバティけごん」「リバティりょうもう」「リバティ会津」「スカイツリーライナー」「アーバンパークライナー」として運転される。
●外観
併結した状態
(写真:伊勢崎線 堀切〜鐘ヶ淵/撮影:与太郎)
ロゴマーク
(写真:伊勢崎線 堀切〜鐘ヶ淵/撮影:与太郎)
●形式写真
モハ500-1
浅草方の先頭車
(モハ504-1 写真:伊勢崎線 堀切〜鐘ヶ淵/撮影:与太郎)
サハ500-2
中間車
(サハ504-2 写真:伊勢崎線 堀切〜鐘ヶ淵/撮影:与太郎)
モハ500-3
日光・鬼怒川温泉方の先頭車
(モハ504-3 写真:伊勢崎線 堀切〜鐘ヶ淵/撮影:与太郎)