東武鉄道60000系
青と水色の爽やかかな配色で野田線のイメージを一新。
(写真:南栗橋車両管区/撮影:与太郎)
●基本データ
デビュー年:2013(平成25)年運行区間:野田線
●野田線向けに誕生した通勤電車
野田線で活躍する8000系の老朽化が目立つ中、次期主力車両として野田線向けに誕生した車両。東武鉄道で投入が進められる50000系に準じたデザインながら、前照灯にLED灯を採用したほか、塗装はまったく異なるものとなり、東武グループのグループロゴカラーであるフューチャーブルーと、ドア脇に視認性の高いブライトグリーンを配している。また、車内はロングシートを水の流れをイメージしたブルー系の配色としたほか(優先席を除く)、車端部は木目調の壁面と全面ガラスの貫通路を採用。なお、この貫通路には野田線沿線8市の「市の花・市の花木」および「区の花」を描いたステッカーが貼られている。このほか、東武の車両では初となる公衆無線LANサービスが導入されるなど、それまでの50000系と比べて様々なカスタマイズが行われている。
なお、編成は6両を基本とし、主制御装置はVVVFインバータ、ブレーキ装置は回生ブレーキ併用全電気指令式空気ブレーキを採用。最高速度は120km/h(営業上は100km/h)である。