東武鉄道9000系
東京メトロ有楽町線に直通し、都心を通り新木場へ行くく9000系。副都心線直通に向けた改造が行われている。
(写真:東上線 朝霞台駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1981(昭和56)年運行区間:東上線、東京メトロ有楽町線、東京メトロ地下鉄副都心線、東急東横線、みなとみらい線
●東武鉄道初のステンレス車両
地下鉄有楽町線との相互乗り入れ用として登場した車両で、東武初のステンレス車両・東武初の10両固定編成・東武初のチョッパ制御の採用など意欲的な車両で、その後の東武鉄道のステンレス車両の基礎を築いた。その後、9000系のマイナーチェンジ車として、1994(平成6)年に9050系が登場。こちらは、行先表示器が製造当初からLED表示となり、制御装置はVVVFインバータ制御に変更になった。
さらに2006(平成18)年からは東京メトロ副都心線直通に向けた修繕工事を開始。方向幕のフルカラーLED化、前照灯のHID化、前面スカートの設置、パンタグラフのシングルアーム式交換、車内のリニューアルなど大規模な更新が行われている。
●試作車(9101F)
外観では雨どいの設置位置、前照灯ユニットが異なるほか、制御装置の素子が逆導通サイリスタである試作車。
(量産車ではGTOサイリスタに変更)
(写真:東上線 朝霞台駅/撮影:裏辺金好)