東京メトロ01系
(写真:銀座線 渋谷駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1983(昭和58)年運行区間:銀座線
●銀座線の旧主力車両
銀座線の老朽車置き換え用として投入され、従来車を全車を置き換えた車両。車体はアルミ製で、銀座線内は車体限界に制限が多いため、16m3ドアである。当初の車両は冷房非搭載で登場したために冷房化工事が施工されたが、新製時から冷房を搭載している編成とは異なり、暖房については搭載されなかった。
後期に登場した編成は行き先表示機がLEDのものとなっている。また、最終増備車は制御装置もチョッパ制御からVVVFインバータ制御に変更となっている。
ちなみに、1997(平成9)年10月〜12月にかけて、第22編成の先頭車1両に、地下鉄開通70周年を記念して東京地下鉄道1000形(開業時の車両)をイメージしたラッピングを施して運用し、さらに10年後の2007(平成19)年12月には地下鉄開通80周年を記念して、第17編成すべてに対して、やはり1000形をイメージしたラッピングが施されている。
2012(平成24)年からは後継車両である1000系による置き換えが開始。2017(平成29)年3月10日に全車が引退した。
一方で、2014年度と2015年度に熊本電鉄に2両編成×2本が譲渡。最初に営業運転を開始したのは、01系4次車(1992年製)である第36編成(01-136+01-636)の両端先頭車で、系列名や塗装は変わっていないものの、01-136の屋根上へシングルアーム式のパンタグラフ2基設置したほか、VVVFインバータ制御装置の採用、川崎重工製の新型台車「efWING」の装備など、大掛かりな改造が行われている。また、東京メトロのロゴマークが貼られていた部分には、同様のデザインで熊本電鉄のロゴに差し替えられている。
続いて同じく4次車の第35編成(01-135+01-635)の両端先頭車が譲渡され、運転を開始している。
2016(平成28)年6月11日から第36編成に「くまモン」ラッピングが施されているが、本家の東京メトロでも2017(平成29)年1月1日から第30編成に対して「くまモン」ラッピングが施されている。
●車内の様子
(撮影:裏辺金好)
●地下鉄開通80周年記念ラッピング車両
2007(平成19)年12月から、かつての東京地下鉄1000形をイメージしたラッピング編成が登場している。
(写真:銀座線 渋谷駅/撮影:daikiti)
(写真:銀座線 渋谷駅/撮影:daikiti)
●くまモンラッピング車両
熊本電鉄譲渡車による「くまモン」ラッピング車とイメージは共通。
(写真:銀座線 渋谷駅/撮影:裏辺金好)
渋谷方から1両ずつご紹介。
(写真:銀座線 渋谷駅/撮影:裏辺金好)
(写真:銀座線 渋谷駅/撮影:裏辺金好)
(写真:銀座線 渋谷駅/撮影:裏辺金好)
(写真:銀座線 渋谷駅/撮影:裏辺金好)
(写真:銀座線 渋谷駅/撮影:裏辺金好)
(写真:銀座線 渋谷駅/撮影:裏辺金好)
(写真:銀座線 渋谷駅/撮影:裏辺金好)
(写真:銀座線 表参道駅/撮影:裏辺金好)
(写真:銀座線 表参道駅/撮影:裏辺金好)
(写真:銀座線 表参道駅/撮影:裏辺金好)
●熊本電鉄譲渡車
第三軌条方式の東京メトロ銀座線の電車がパンタグラフを装着して再登場!
(写真:菊池線 北熊本駅/撮影:kajibooh)
36編成は原色をベースに、くまモンのラッピングが施されている。
(写真:藤崎線 藤崎宮前〜黒髪町/撮影:kajibooh)
35編成は、東京メトロ1000系風の塗装となった上で、くまモンラッピングを施している。
(写真:菊池線 北熊本駅/撮影:裏辺金好)