東京メトロ02系


(写真:丸ノ内線 後楽園駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1988年(昭和63年)
元運行区間:丸ノ内線

●丸ノ内線の旧主力車両

 丸ノ内線の老朽車置き換え用として投入され、のちに全車を置き換えた。

 車体はアルミ製で、車両限界が銀座線より大きいために、車体の長さは18mとなっている。また、デザインは01系のものをベースに設計されているが、帯は従来車両を意識した赤を基調としたものが巻かれている。なお、方南町支線用の車両は黒帯も入り本線用と区別している。

 方南支線用は当初からワンマン運転を考慮しワンハンドルマスコンを採用している。本線用についてもワンマン対応・ホームドア設置に伴い、ワンハンドルマスコンのタイプに順次、改造。制御装置はチョッパ制御の車両とVVVFインバータ制御の車両とあるが、01系とは異なりVVVFインバータ制御の車両の方が多い。

 2009(平成21)年からは、初期車を対象にリニューアル工事を行っており、側面のラインカラーが先代の300形をイメージした往年のサインウェーブをあしらったものになったのが外観上の特徴となっている。

 後継車両として2000系が投入されたことにより、リニューアル車も含めて廃車が進められ、2024(令和6)年3月31日に全車が引退した。

▼カラーバリエーション


リニューアル車はラインカラーに手を加えられ、丸ノ内線のシンボルともいえるサインウェーブが復活した。
(写真:丸ノ内線 後楽園駅/撮影:裏辺金好)

方南町支線の車両(80番台)は、黒いラインが追加されている。
(写真:丸ノ内線 中野坂上駅/撮影:裏辺金好)

▼車内の様子


非リニューアル車の車内。
(撮影:裏辺金好)

非リニューアル車の車内行先表示は、コイト電工の横長LCD車内表示器「パッとビジョン」に更新が行われている。
(撮影:裏辺金好)

運転台の様子
(撮影:裏辺金好)

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